
美容研究家・美容ライター
美容エッセイスト
美容を検証し、言語化し、人生の変化として記録する。
30代半ばの頃、
老けて見られて笑われたことがあります。
その瞬間のことは、
今でもはっきり覚えています。
耳まで赤くなるほど恥ずかしかったのに、
言い返すこともできず、
その場でただ笑ってやり過ごしました。
けれど、その出来事が、
私の中で何かを決定的に変えました。
それまでの私は、
肌に対してどこか受け身でした。
ケアはしているつもりでも、
「年齢だから仕方ない」とどこかで諦めていた。
けれど、その日を境に、考え方が変わりました。
「なぜ同じ年齢でも、印象に差が出るのか」
「肌は本当に、年齢だけで決まるのか」
そう思ったことがきっかけで、
私は肌と人生をもう一度、
自分の手で検証し直すようになりました。
そこから始まったのは、
美容の実験のような日々です。
スキンケアの成分、
塗り方、順番、肌の反応、生活リズム。
ときには「やりすぎるとどうなるのか」まで含めて、
自分の肌で確かめ続けました。
その結果として、
肌年齢は−14歳と診断されるまでに変化しました。

ただ、私が本当に伝えたいのは、
「若く見えること」そのものではありません。
肌が変わると、選ぶ洋服が変わり、
会う人が変わり、話し方まで変わる。
そして、気づけば、
人生の景色そのものが変わっていくということです。
私はその変化を、自分の中で何度も経験してきました。
そしてもう一つの転機が、「書くこと」でした。
美容を検証し続けるうちに、
その気づきや変化を言語化するようになり、
気づけば「美容×文章」が仕事になっていました。
好きなことを、
仕事にできるとは思っていなかった。
けれど、積み重ねた検証と言葉が、
いつの間にか誰かの役に立つ形になっていました。
今、私は美容家としての視点と、
生活者としての実感の両方を持ちながら発信しています。

美容は、ただの見た目の話ではないと思っています。
肌を整えることは、自分の扱い方を整えること。
そしてそれは、
そのまま生き方の選び方につながっていく。
だから、私は今も
日々の中で実験を続けながら、
美容と人生の関係を記録しています。
もし私の発信や仕事に興味を持っていただけたなら、
それは「美容の情報」ではなく、
「変化のプロセス」に価値を感じていただけたのだと思います。
その視点で、関わっていただけたら嬉しいです。
遠藤幸子
